赤ちゃんの夜泣きを無視しても大丈夫？メリットとデメリット

子育てとは大変なものですが、特に夜泣きというのは
相当苦労するのではないのでしょうか？

 

「お願いだから少しだけでも寝かせてほしい」と気力
を振り絞って、赤ちゃんが夜泣きをするたびにあやす
けれども、これほど大変な事はありません。

 

どうせならば赤ちゃんの夜泣きを無視したい！と子育
てをする上で誰もが思う事ですが、実は「赤ちゃんの
夜泣きを無視しても大丈夫」という意見もあります。

 

なので今回は赤ちゃんの夜泣きを無視しても大丈夫な
のかについてと、無視する事で得られるメリットと
デメリットを紹介します。

 

 

赤ちゃんの夜泣きを無視するメリット

実はアメリカをはじめとする海外では赤ちゃんの夜泣
きを放置しても大丈夫という認識は当たり前だそうです。

 

ではなぜ夜泣きを放置してもいいのか？　そして赤ちゃん
の夜泣きを無視する事で得られるメリットとはなんなのか
というと、赤ちゃんが寝る時間を自然と学習する事です。

 

赤ちゃんが夜泣きをするのは授乳やオムツの交換の他に、
ミルクが欲しいという訴えもあります。

 

ミルクが欲しいという訴えが多い原因はもちろん、赤ちゃん
が泣いたらすぐに授乳をしてしまうからです。

 

そうしてしまうと、赤ちゃんはいつ好きな時にミルクをもら
えると勘違いしてしまうので、夜泣きをしてしまいます。

 

もう1つの原因としてあげられるのは、赤ちゃんの呼吸の
仕方です。

 

赤ちゃんがまだ母親の胎内にいるときには、夜に酸素を吸う
という習慣が自然とついてしまっているので、酸素の吸いす
ぎで夜泣きをしてしまうという事もあります。

 

なので、まだ生後間もない赤ちゃんの場合は夜泣きを無視す
るのではなく、赤ちゃんの傍にいて、母親が傍にいる事を教え、
安心感を持たせましょう。

 

常日ごろから、この2つの事に気をつけていると、自然と原因は
解消され、赤ちゃんも夜中は素直に寝る時間だと学ぶので、今後
睡眠時間の取り方が上手く出来るようになります。

 

しかし気をつけておきたいのは、赤ちゃんの夜泣きをいつから
無視していいかです。

 

生後3カ月までの間は赤ちゃんの夜泣きは一般的な夜泣きとは違い、
数時間のうちでお腹がすくという生理現象から来ています。

 

生後3カ月から7カ月までの間は、まだ赤ちゃんは自分をコントロール
する力を持っていないので、これも生理現象と言えるでしょう。

 

大体生後7カ月から自身をコントロール出来るので、生後7カ月を過
ぎた頃から無視をしても大丈夫です。

 

ですが、だからと言ってすぐに長時間無視するのではなく、徐々に
慣らしていきましょう。

赤ちゃんの夜泣きを無視するデメリット

では逆に赤ちゃんの夜泣きを無視するデメリットとはなんな
のかというと、赤ちゃんの成長の問題ではなく、母親と周り
の人間に対して関係する事です。

 

その1つ目の理由として、夫や同居している父母だけでなく
近隣住民に迷惑をかけてしまう事が挙げられます。

 

あまり長い間大きな声で赤ちゃんが泣いていると、やはり
「うるさい！」と思ってしまいますよね。

 

他にも、赤ちゃんの夜泣きを放置する事で周囲に迷惑がかか
っていないか心配になったり、夜泣きを放置するのは虐待で
はないかと、母親が精神的に自分を追い込んでしまう事もデ
メリットです。

 

なので先程も注意点を挙げましたが、やはり夜泣きを無視し
ていい時間はあらかじめ決めておいた方がいいでしょう。

 

例えば、まずは5分と決め、慣れてきたら10分と決めて行く
うちに赤ちゃんも学習していくので、自然と寝つけられる
ようになります。

赤ちゃんの夜泣きとの向き合い方

赤ちゃんの夜泣きを無視するメリットを紹介はしましたが、
むしろデメリットに心を痛めてしまう母親は多いのではない
のでしょうか？

 

夜泣きとは言え泣いているのに変わりはありませんから、
あまり放っておくと母親として心苦しいと思います。

 

そして何より夜泣きを放置していて周りの人間から、
「昨日眠れなかったじゃないか！」だなんて言われると
罪悪感でいっぱいになります。

 

だからこそ赤ちゃんの夜泣きとどう向き合えばいいのか
も大きな問題です。

 

向き合う為には、やはりあまり心を病み過ぎないのが1番で
周りに注意された時も、どれぐらいだったら自分は我慢でき
るかと第三者の視線で考えてみましょう。

 

また赤ちゃんの夜泣きを無視する事で、罪悪感を抱いてしま
う事についてですが、これは子どもの成長過程である事を言
い聞かせるのも大丈夫です。

 

実際、赤ちゃんの頃から夜泣きをするたびに付き合っている
と、子どもが成長した時、1人で眠るのが怖いと感じてしまう
子どもが多いです。

 

そうなってしまうと、いつまで経っても子どもが寝るまで付き
合わされてしまうので、あくまで今後赤ちゃんが育っていく上
で必要な過程なのだと自分に言い聞かせましょう。

 

 

まとめ

今回は赤ちゃんが夜泣きするのを無視する事で得られるメリットと
デメリットを紹介しましたが、参考になったでしょうか？

 

見てみると確かに一理あるとは思いますが、実際に実践してみよう
とすると、これは案外難しい事でもあります。

 

なのでまず「自分はどこまでだったら耐えきれるか」を基準にして、
赤ちゃんの夜泣きに向き合う事で、今後の子育てに関わる事も覚え
ておきましょう。