赤ちゃん体重増加！1日あたりどれぐらい増加するの？

生まれてきたばかりの赤ちゃんの子育てをしているパパやママが気になっていることのひとつとしてベビちゃんが、1日あたりどれくらい体重がふえているか？と言う点ではないかと思います。

きちんと赤ちゃんが成長しているかを測る目安として体重の増減はパパやママが注目すべきポイントですよね。

ここでは、そんなパパやママが気になって散る赤ちゃん1日あたりの体重増加はどれぐらいなのか？また、赤ちゃんの授乳時間や授乳回数について、さらに、赤ちゃんの体重がふえない場合は大丈夫なのかなど赤ちゃんの体重の増減に関する豆知識をご紹介させて頂きます。

赤ちゃん1日あたりの体重増加はどれぐらい？

生まれてきたばかりの赤ちゃんの体重は2500グラムから3000グラム前後ぐらいとなっています。実は、生理的体重減少と言って、赤ちゃんは生後7日ぐらいでウンチやおしっこ、汗などの排せつ物を体外に出すことにより生まれてきたときの体重の約10％体重が減ります。

例えば、生まれてきたときの体重が2500グラムだとすると250グラム体重が減る計算になります。ただし、生まれてきて1週間ぐらいで体重が10％ぐらい減ったとしてもおっぱいやミルクを飲むようになりますと、体重が増加してきますので心配する必要はありません。

おっぱいやミルクがきちんと足りているかどうか、あるいは不足しているかどうか見分ける目安は赤ちゃんの体重の増減です。

赤ちゃんが生まれてから体重がきちんと増加しているかどうか調べるために、7日から14日おきぐらいに赤ちゃんの体重を測定しましょう。

1日あたり赤ちゃんの体重が30グラムから40グラムぐらいふえているようであれば、その赤ちゃんはおっぱいやミルクをしっかりと飲めているということになります。さらに、ベビちゃんがよく眠れていて、機嫌もよいようであれば順調に成長していると判断できるでしょう。

3000グラムで生まれてきた赤ちゃんは、1か月で4000グラムほど、2か月で5000グラム、生まれてから3か月から4か月ぐらい経過すると生まれた時の倍の体重である6000グラムぐらいに成長します。

日ごとに大きく成長していく赤ちゃんにびっくりするかもしれませんね。ただし、完母や完ミ、混合などベビちゃんの栄養方法によって成長に差が出てくるようで、完母よりも完ミや混合の方が赤ちゃんの体重がふえやすい傾向あるようです。

赤ちゃんの1か月検診の時の体重が700グラムから1000グラム生まれてきたときよりもふえているのが目安となっているのですが、赤ちゃんの体重増加は個人差があるため、よその赤ちゃんの体重増加と比較してその違いを気にしすぎないようにしましょう。

赤ちゃんの体重増加に関するお悩みがあるときには、検診前に病院で生後２週間頃のフォローアップ検診を受診してみたり、お住まいの地域の保健センターに相談して赤ちゃん訪問に来てもらったりしましょう。

赤ちゃんの授乳時間や授乳回数について

新生児の体重がふえない要因としてあげられるのが、おっぱいの影響です。赤ちゃんに授乳している最初のころはおっぱいがしっかりと出ているかどうかママにとってわかりづらいという面があります。

おっぱいによる授乳に慣れるまでの間は、赤ちゃんにおっぱいをあげた回数や授乳の間隔をメモして赤ちゃんがおっぱいを飲めているかどうかチェックしておくようにしましょう。

赤ちゃんが生まれてからしばらくの間は、1日の授乳回数が8回以上になってしまう事もあります。おっぱいを生成するプロラクチンと言うホルモンママの胸の乳頭が刺激されるごとに分泌され、特に夜間に分泌量が増加すると言われています。

ママは母乳をふやすためにも、授乳の間隔を日中も夜間も3時間以上空けないようにするのが望ましいと言われています。

あまり、頻繁に授乳しているとおっぱいがたまらないのではないかと心配されるママもいらっしゃるかもしれませんが、おっぱいは赤ちゃんが飲んだ分だけ作られるものなので、ためる必要がないものなのです。

もし、おっぱいをためてしまうと乳腺炎の原因になってしまうので、赤ちゃんにおっぱいを飲ませるときには3時間以上間隔を開けないようにしましょう。

赤ちゃんにおっぱいをあげる回数が1日8回よりも少ない時や、尿が濃くて1日２回から3回しか出ないときは病院に相談しましょう。

病院では、母乳の飲ませ方を教えてもらえますし、母乳マッサージを受けることもできます。さらに、場合よってはミルクを使った混合育児を指導される場合もありますので、病院での医師の指導に従い赤ちゃんの授乳を行いましょうね。

赤ちゃんの体重が増えない場合は大丈夫なの？

上記でもご紹介致しましたように、ベビちゃんの体重の増減には個人差がありますが、生後3か月から4か月ぐらいで出生時の2倍の体重、生後1年ぐらいで出生時の3倍に増加しているのが一般的な赤ちゃんの体重増加の目安と言われています。

その赤ちゃんなりに元気に成長していれば問題ないと言われているのですが、頑張っておっぱいを飲ませているのに体重がふえていないとママとしては心配になってしまいますよね。

赤ちゃんの体重がふえない要因としてまず挙げられるのが赤ちゃんのおっぱいやミルクなどの栄養不足です。

赤ちゃんの排尿が1日に5回から6回以上あり、きちんとお通じがあり、生後14日で1日当たり15グラム以上体重がふえており、生後30日で1日当たり25グラム以上体重がふえていれば栄養不足の心配はないでしょう。

もし、体重がふえていなければおっぱいのカロリー不足である可能性があります。出始めのおっぱいである薄い前乳は飲むのに、カロリーのたかい後から出てくるおっぱいである後乳をのんでいないことが、体重が増加していない要因である可能性があります。

これは、赤ちゃんがおっぱいを出すための射乳反射が不十分な時に起こります。さらに、栄養を体重ではなく身長を伸ばすほうに使うベビちゃんだったり、もともと小柄な子であったりする可能性もあり得ます。

もし、赤ちゃんの体重の増減で心配な面がある場合は、産婦人科や母乳外来に行って医師に相談してみましょう。

まとめ

赤ちゃんの体重の増減は個人差がありますので、生後3か月から4か月で生まれた時の2倍の体重、生後1年で生まれた時の3倍の体重になるのが成長の目安と言われていても、その目安の体重通りに成長しない赤ちゃんもいるかもしれません。

もし、赤ちゃんにおっぱいをあげる回数が1日8回よりも少ない時や、尿が濃くて1日２回から3回しか出ないときは、赤ちゃんの母乳不足、栄養不足が心配されますので、産婦人科や母乳外来に行って医師に相談してみることをおすすめします。