赤ちゃんの歯ぎしりが心配！3つの原因と受け口などの影響は？

赤ちゃんの歯ぎしりが気になる事ありませんか？

夜寝ている時や、お昼間など歯ぎしりをしていて頻繁に歯ぎしりをしていると、歯並びや受け口にならないかと心配になりますよね。

今回は、そんな赤ちゃんの歯ぎしりが、どんな影響があるのか原因などをまとめてみました。

赤ちゃんの歯ぎしりが心配！原因とは？

赤ちゃんの歯ぎしりがいつ始まったのかなと考えた時に、だいたい歯が生え始めた頃です。赤ちゃんの歯ぎしりの期間は歯が生え始めた頃から長くて中学生頃まで続きます。

赤ちゃんが歯ぎしりをする原因は、いくつかあります。

①生えてきた歯を確認している
歯が生えそろってくるにつれて、歯ぎしりをする赤ちゃんは多くなります。

②歯ぐきがムズムズしてかゆい
歯が生えてくる時に歯ぐきがむず痒さを感じる事があります。それを歯ぎしりで解消していると言われています。赤ちゃんが歯が生えてくる頃に色々な物を噛むのは同じ理由です。

③あごの筋力を刺激
歯ぎしりをすると、あごまわりが刺激されます。そして何度も歯ぎしりをしているうちに上下の歯の噛み合わせが定まります。あごまわりの筋肉が発達し、少しずつ噛む力が強くなっていきます。

以上のように歯ぎしりの原因はさまざまですが、これらは次に生えてくる歯の位置や、あごの位置を決めようとする生理現象です。

大体の場合は、成長に伴う噛み合わせの変化に順応するために、歯を擦り合わせて噛みやすいポジションをつかんできます。ですので、赤ちゃんの歯ぎしりは心配ないです。

赤ちゃんの歯ぎしりは大人の歯ぎしりと違い、治療対象になることは、ほとんどありません。
あまりにも歯ぎしりがひどがったり、強く歯ぎしりをしていて気になる場合は、小児歯科を受診しましょう。

歯ぎしりで歯並びや受け口などの影響ってあるの？

赤ちゃんの歯ぎしりの原因もわかり、特に心配するということはないとされていましたが、歯並びや受け口などの影響も気になるところです。まず受け口とはなんでしょうか？

受け口とは、下顎前突症（かがくぜんとつしょう）といいます。噛み合わせた時に、下あごにある歯全体が上あごにある歯全体より前方に突出していることです。

見た目上の特徴としては、下唇が上唇よりも明らかに前にあります。歯ぎしりをするには上の歯の位置に下の歯を合わせ、下あごを少し前に突き出さないといけないので歯ぎしりをしている時は受け口になってしまいます。

ですが、歯が生えそろってしっかりと奥歯で噛むようになると自然に噛み合わせが整い、受け口も解消されます。ですので、この時期だけの歯ぎしりは心配ありません。

乳歯から永久歯への生え変わりが過ぎても歯ぎしりをしている場合は放っておいてはいけません。赤ちゃんの時期の歯ぎしりは、歯並びや受け口には影響がほとんどありません。

歯ぎしりをしなくなるような対処法ってあるの？

歯ぎしりをしなくなるような対処法がないのかなと思い調べてみました。歯ぎしりをしていても問題ないと言われてもやはり心配になる方も多いと思います。

・歯固め

歯が生え始めた頃の対処法として身近な物が、歯固めです。この頃の赤ちゃんは、何でも口に入れて噛んでしまうので歯固めが1番のオススメです。

・マウスピース

歯が生えそろった頃からはマウスピースと言うものもあります。マウスピースとは、歯の噛み合わせ面をおおうようにするプラスチック製のカバーのようなものです。

マウスピースをつけると歯と歯を接触させる事ができなくなり歯ぎしりはとまります。しかしマウスピースは歯全体につけるので歯を固定してしまします。

成長中の子どものあごの形や大きさ、歯並びは常に変化しているので長期間にわたって使用すると、その成長に悪影響が出る可能性もあるので、小児歯科医で先生と相談しながら使用を進めるようにしてください。

まとめ

私の子供も歯が生え始めた頃から歯ぎしりをしていた事もありましたが、歯が生えそろって少しした頃には歯ぎしりはしていませんでした。

調べてみて赤ちゃんの歯ぎしりは永久歯に生え変わるまでにおさまれば、特に心配する事もないという事もわかり安心です。

ですが子どものことなので心配になった時には１人で考え過ぎずに、近くの小児歯科医にご相談される事をお勧めします。