赤ちゃん歯の生え始めが分かる5つの兆候！歯のケア方法

赤ちゃんの成長というのは、その子その子によって異なります。歯の生え始めの時期というのもその子その子によって違います。

 

赤ちゃんは、歯の生え始めのころむずがゆさを感じるようで、ご機嫌が悪くなったりすることもあるようです。

 

ここでは、赤ちゃんの歯の生え始めの5つの兆候、また、いつごろから生えてくるのか、さらに、赤ちゃんの歯の生え始めのグズグズの対処法や歯のケア方法についてご紹介させていただきます。

 

 

赤ちゃん歯の生え始めの兆候！いつから生えるの？

赤ちゃんの歯の生え始めのころ「もしかして歯が生え始めているの？」と思われるような兆候が見られます。そんな赤ちゃんの歯の生え始めにあらわれる兆候を以下にいくつかご紹介していきましょう。

 

 

① よだれがたくさん出る

赤ちゃんの歯の生え始めの兆候として最初にご紹介するのが、よだれがたくさん出るという点です。この歯の生え始めの兆候は、赤ちゃんが生まれてから10週間後から3から4か月ご頃にあらわれます。

 

お口の周りが、よだれでべとべとになったまま放置していたらお肌が荒れたり、赤くなったり、発心ができたりしますので、よだれが出たら口元をすぐに拭ってあげて、赤ちゃんのお口の周りを清潔に保ちましょう。

 

さらに、口内の余分なよだれが喉の奥に流れ込んでせき込んでしまうことや、口をすぼめて余分な唾液をぶーっと噴き出すという現象が赤ちゃんの歯が生え始めた兆候として見られることもあるようです。

 

② 何でもかんでもカミカミしてしまう

赤ちゃんは、歯が生え始めると歯茎の下から生えてくる歯によって圧力がかかるので不快に感じてしまいます。

 

その不快感ゆえに普段手にしている大好きなおもちゃや目の前にある自分のお手てなど目に入るものをお口に入れてカミカミしてしまうことがあるようです。

 

歯が生えてきている歯茎の部分がむずがゆくて、自分のお手てをいれてその部分をかいてしまうことも赤ちゃんの歯が生え始める時の兆候といえるでしょう。

 

③ 泣いたり怒ったりと不機嫌になってしまう

歯が生え始めると、その生えてくる痛みで赤ちゃんがぐずったり泣いたりと不機嫌になってしまうという歯の生え始めの兆候があります。

 

歯の生え始めの痛みからご飯をあまり食べなくなり、おなかがすいてさらにご機嫌が悪くなることもあるようです。

 

④ 耳を引っ張ったりほっぺたをこすったりする

歯茎と耳、ほっぺたは神経回路を共有しているため、歯が生えてくるときに耳やほっぺたにも刺激が伝わることがあります。

 

そのため、歯の生え始めの兆候として赤ちゃんが自分の耳やほっぺたをひっぱったりこすったりすることがあるようです。

 

⑤ 夜間に起きたり夜泣きをしたりする

歯の生え始めには、赤ちゃんは痛みや不快感で夜間に目が覚めたり、痛さのあまり夜泣きがひどくなってしまったりすることがあるようです。

 

ちなみに、赤ちゃんの歯が生え始める時期というのは、生後3か月から9か月ぐらいといわれていますが、この生え始めの時期は個人差があります。

 

例えば、生まれた時からもう歯が生えている赤ちゃんがいれば、生まれてから1年たってやっと歯が生え始める子もいたりとその時期はその子その子で全く異なります。

 

赤ちゃんの歯は、下の前歯から奥歯へと順番に生えていき、全部で20本生えそろうのはだいたい2歳と半年後といわれています。

 

この生えそろう時期もその子その子によって異なりますが、どの子もだいたい3歳と半年後ぐらいには生えそろいます。

 

赤ちゃん歯の生え始めグズグズの対処法

赤ちゃんの歯が生え始める時期というのは、痛みを感じたり不快に感じたりしてぐずったりします。そんな歯の生え始めの赤ちゃんのグズグズを解消する対処法をいくつかいかにご紹介させていただきます。

 

① 赤ちゃんに歯固めを与えてあげる

歯の生え始めのむずがゆさの解消法として歯固めをカミカミするという対処法があります。

 

薬局やドラッグストアなどで販売されているゴム製などの洗浄しやすく、清潔に保ちやすい歯固めを歯の生え初めで不快がっている赤ちゃんに与えてカミカミさせてあげると、むずがゆさや不快感が緩和されてグズグズを解消させてあげることができるでしょう。

 

② 冷たい飲み物や食べ物で冷やしてあげよう

もう、離乳食を開始した年齢の赤ちゃんであれば、冷たいヨーグルトや果物を与えてあげるとむずがゆい歯茎が冷やされて不快感をかなり緩和してあげることができるでしょう。

 

さらに、冷たく冷やした清潔なガーゼで歯が生え始めている歯茎を吹いてあげたり、きれいに洗って冷やした歯固めを与えてカミカミさせてあげたりするのもおすすめです。

 

③ 歯ブラシで歯茎をマッサージしてあげよう

赤ちゃんの歯が生え始めてむずがゆがっているときには、歯茎をゴム製の柔らかい歯ブラシでマッサージしてあげましょう。マッサージは強すぎると歯茎を傷めてしまいますので、優しくマッサージしてあげましょうね。

 

赤ちゃんの歯のケア方法ってどうするの？

実は、赤ちゃんの歯が生えてくるときに出血がみられる場合があります。これは、少しだけ生えてきた赤ちゃんの歯の部分に歯垢（しこう）がたまって一時的に歯肉炎になってしまったためと思われます。

 

もう少し歯が生えてきたら自然に歯肉炎は収まるのですが、少しだけ生えてきている状態であってもきちんと赤ちゃんの歯のケアをしてあげないと歯肉炎がひどくなってしまうこともあり得ます。

 

赤ちゃんの歯の生え始めのケアとして、少しだけ生えてきている歯も赤ちゃん専用の歯ブラシを使って歯磨きをして歯垢をきれいに落としてあげましょう。

 

歯ブラシを使わなくてもきれいなガーゼを水で濡らして少し生えてきた歯を優しく拭ってあげてもOKです。

 

あまり強くブラッシングしたりガーゼでゴシゴシこすったりすると歯肉炎がひどくなってしまうので、赤ちゃんが嫌がって歯磨きができないときには、湯冷ましなどを飲ませてお口の中の汚れを流してあげるようにしましょう。

 

赤ちゃんの歯茎からの出血は、ヘルペス性歯肉炎という病気である可能性もあります。

 

この病気は、抗ウイルス薬の服用によって改善しますので、赤ちゃんの歯茎に出血が見られたらできるだけ早くかかりつけの専門医を受診することをおすすめします。

 

 

まとめ

赤ちゃんは歯が生え始めるとむずがゆがったり不快感ゆえにぐずったり、泣いたりすることがありますので、そんな時には、上記でご紹介いたしました対処法を試してあげて赤ちゃんの不快感を緩和してあげましょう。

 

もし、生え始めの赤ちゃんの歯茎から出血が見られた時には、早めにかかりつけの専門医を受診しましょうね。