赤ちゃんが寝返りで窒息しそう！原因や注意する点とは？

赤ちゃんは眠っているときも起きているときも手足を活発に動かします。寝返りが打てるようになると、赤ちゃんは大人よりも相当激しく動きますので、ベッドやお布団にクッションなどがあったら、そこにお顔が沈んでしまうと窒息してしまうかもしれません。

そんなことにならないために、ここでは赤ちゃんが寝がえりする時期と赤ちゃんが寝がえりで窒息する原因、さらに、赤ちゃんが寝返りで窒息しないように注意する点をご紹介させて頂きます。

赤ちゃんが寝返りする時期とは？

赤ちゃんが寝返りをし始める時期と言うのは赤ちゃんによって異なりますので、はっきりとは決まっていませんが、だいたい生後6か月から7か月ぐらいになってくると寝返りをし始めるようです。

生後6か月から7か月検診でも赤ちゃんが寝返りするかどうか確認されますが、この時点で赤ちゃんが、寝返りができるようになっていなくても特に問題はありません。

赤ちゃんの身体の発達と言うのは個人個人で全く異なりますので、生後6か月から7か月ごろに寝返りを打てるようになってくる赤ちゃんもいれば、生後9か月ごろになってやっと寝返りを打つようになっていく赤ちゃんもいます。

寝返りを打つのがほかの赤ちゃんよりも遅かったとしても赤ちゃんの発達には全く影響はありませんので、それほど心配しなくてもよいでしょう。

一般的に、赤ちゃんは首が座り、その次は寝返りができるようになっていくという順番でできることがふえてきますが、中には寝返りすることなくお座りができるようになっている赤ちゃんもいます。

つまり、赤ちゃんの発達の過程でどうしても寝返りを打てるようにならなくてはいけないというわけではないのです。

赤ちゃんが寝返りで窒息してしまう原因とは？

生まれたばかりの赤ちゃんは、自力で寝返りやうつぶせ寝はできませんが、成長して頭や首、腕や体、腰の筋肉や神経が発達してくると自力で寝返りし、うつぶせ寝できるようになります。

赤ちゃんが、寝返りができるようになったということは、うつぶせ寝しているときに自分でお顔を横に向けて気道を確保して窒息しないように行動できるようになったことを意味しています。それなのに、なぜ赤ちゃんが寝がえりを打つことで窒息してしまうのはなぜなのでしょうか。

それは、赤ちゃんの寝具である布団や枕、または眠っている寝具のそばにある小物や衣服などで赤ちゃんの気道がふさがれてしまうことがあるからなのです。

ですから、赤ちゃんの布団は寝返りを打ちうつぶせ寝になった時に横向きになって気道を確保できるように、硬めの素材の敷布団を選ぶ必要があります。実は、敷布団だけでなく重たいかけ布団も赤ちゃんが窒息してしまう原因となります。

重いかけ布団をかけているときに、赤ちゃんが知らない間に寝返りして動いたせいで顔に布団がかぶさってしまいその重さで窒息してしまうことがあるからです。

もちろん、軽いかけ布団であったとしてもベビちゃんが寝返りを打つことによりお顔をかけ布団がふさいでしまい、窒息しそうになってしまうということもあり得ます。ベビーベッドではなく大人用の布団に赤ちゃんと並んで添い寝する場合も注意が必要です。

もし、お父さんやお母さんが添い寝中に熟睡しているときに赤ちゃんの上に大人用の重い布団がかぶさってしまうとベビちゃんが窒息してしまうことがあり得るからです。

赤ちゃんが寝返りで窒息しないために、寝具は寝返りを打っても比較的安全なベビー布団を購入し、寝かせてあげるようにしましょう。

赤ちゃんが寝返りで窒息しないように注意する点

それでは、赤ちゃんが寝返りで窒息しないように注意する点を以下にご紹介させて頂きます。まず、最初にご紹介するベビちゃんが寝返りで窒息しないように注意する点は、赤ちゃんのお顔の近くに物を置かないという点です。

生後6か月から7か月をすぎると、上記でご紹介しましたようにベビちゃんは寝返りが打てるようになります。

ただし、赤ちゃんは寝返りが打てるようになったとしてもうつぶせ寝になった時に顔を横に向けて気道を確保することはできますが、もと通りあおむけの状態に戻ることは難しいことが多いようです。

そんな赤ちゃんが寝返りを打った時に顔の近くに柔らかいクッションがあったり、お布団が沈むぐらい柔らかかったり、すると、寝返りを打った時にベビちゃんのお顔がクッションや布団に沈んでしまい窒息してしまう危険性があります。

特に、柔らかいお布団や柔らかい素材の枕、柔らかいお洋服などは赤ちゃんが窒息する危険性をアップさせてしまいます。

このような柔らかい素材でできている寝具は硬めのものに変更したり、柔らかい素材のクッションや枕は赤ちゃんの枕元に置いたりしないようにしましょう。

あと、ミルクやおっぱいを飲んだ後のベビちゃんは、寝返りを打った拍子にその飲んだミルクやおっぱい嘔吐してしまうことがあります。

お父さんやお母さんが授乳後にきちんとゲップをさせていてもそのような寝返りしたことが原因の嘔吐がみられることがあります。

特に、このおっぱいやミルクを授乳した後寝返りを打った拍子に嘔吐してしまいやすい赤ちゃんの場合は、吐しゃ物をのどに詰まらせたり、誤嚥したりして窒息してしまう危険性がありますので、

赤ちゃんにおっぱいやミルクを飲ませた後は、寝返りをしないように、寝返り防止のクッションを利用するなどして、しばらくは赤ちゃんが寝返りを打たないように様子を見守ってあげましょうね。

まとめ

赤ちゃんが寝返りを打てるようになってくるとうつぶせ寝になった時にそばに重い布団や柔らかいクッション、あるいは柔らかい枕などがあるとそのアイテムにお顔をふさがれて窒息してしまうことがあります。

さらに、寝返りを打てるようになった赤ちゃんが授乳後寝返りを打って、ミルクやおっぱいを嘔吐したときに吐しゃ物をのどに詰まらせたり、誤嚥したりして窒息してしまうこともあるかもしれません。

それを防ぐためにも、ベビちゃんの枕元には柔らかいクッションや枕、お洋服をおかない、敷布団は沈まない固めなもの、掛け布団はかぶさらない軽いものをチョイスし、授乳後は寝返りを打たないように寝返り防止クッションを利用するなどして様子を見守るようにしましょうね。